恋愛上手>嫉妬するほど自分が顕示欲のかたまりなのか。

Ｃase 2　（11）
初めてのジェラシー。
何とも自分勝手な言い草で、Ｓ子に言わせれば、私は毎日ジェラシーとの葛藤で、
我慢してあなたと付き合っているのよ、みんなの前じゃ言いたい事も言えないし！ず
っと我慢してるんだから！そんな事ぐらいで焼きもち妬くなんて！ちっちゃい男だわ
！と言われるだろう。だけど私はそのちっちゃい男なのだ。

その事で私はＳ子との連絡をしないでいた、毎日携帯電話のメールを欠かさずやっ
ていたのだが、Ｓ子からは着信があるのだが、私からは返信をしなかった、彼女が心
配して何度もメールを寄こしたが、無視をしていた。
思い余ったのか、無理に用を作ったらしく、私の部署までやってきた、私はすぐに席
を立ち、彼女の目の入らない所に移動した、私のとった行動は彼女にとってかなりの
ショックだったらしく、Ｙ子に何があったのか聞いてきたらしい。
Ｙ子は早速私に聞いてきた。
しかし私は大人気なかったことも手伝い、恥かしさで中々本心を言えなかった。
本心は嫉妬に駆られた男がいじわるをしつつ、彼女の気を引こうとした、何とも男ら
しくないウジウジしたものであったから、自分のまいた種とは言え心配してくれたＹ
子には体調が悪くてと嘘をついてその場を誤魔化した。

その日Ｓ子と帰りに会う事を約束して、Ｓ子には正直に事の真相を話したのだ。
Ｓ子は意外とスッキリした顔で、「私は主任意外の人は好きになりません、心配か
けてごめんね。」と言ったのだ！
本当にいい娘だ、こんな娘にあんな意地悪をして、俺って最低だっ！（元々こんな
交際をしている時点で最低なのですが・・・）
私はＳ子に心から謝罪した。