恋愛上手>経験は自分の防御に役に立つ！

Ｃase1（4）
実はその感覚には私も少なからず解るのです。と言うのも、私は夫と結婚する前に
勤めていた会社の上司とそう言う関係でお付き合いしていました。
私はたまたま好きになった人に奥様がいて、結婚していただけの事で、あわよくば
略奪婚もあるかなと最初は感じていました。それは世間で言う所の不倫、倫理観に反
している事、反社会的行為に当たることになるのですが、好きになると言うことの感
情は抑える事が出来ませんでした。

決して軽い気持ちで好きになったのではなく、自分の気持ち、好きなことを伝える
とお互いにそう言う気持ちがあったということが解りました。
その上司は、自分は家庭があり妻も子供もいて、君のような若い子に自分の気持ち
を伝える事などおこがましい、君を恋愛の対象で見ることは出来なかった、感情を抑
えるしかなかったと私に言いました。

その時に私は将来のビジョンと言うより、ただ単に人を愛してみようかなと思った
のです、自分はただ好きになった人が結婚していただけ、その人を好きになることは
悪いことじゃないんだ、世間がどう言おうと自分は間違っていない、と自分自身に言
い聞かせました。しかし、それは並大抵では理解不能な強固な気持ちや精神力を持ち
続けていないと、成り立たないことがわかりました。
しかし、その関係も４年と言う長い歳月を費やして終焉を迎えました。